
今日とっても嬉しいことがありました。
私の1番の友人の2番目の息子くんなんですが
生まれつき片足だけが筋力がつかないという病気です。
それを知ったのは息子とその友人の長男が小学校のころ同じチームにいて新人戦のときにどうしても人が足りなくてまったくド素人で
しかも2年生くらいのその子にお手伝いをお願いしたのでした。
だけども物怖じせずに大きな声でとても良いムードメーカーになってくれました。
決勝戦でラスト1点で負けてしまうという時に
はじいたボールは高くその子の後方へ放物線を描きながら飛んで
行ったのでした。
応援団から一瞬ため息がもれたかと思ったそのときに
目に映ったのはそのボールを必死に追いかけていく小さな背中でした。
彼でした。
みんなが下を向いている中、その足の悪い子がボールが落ちるその
瞬間まで追いかけて滑り込んでいったのです。
その姿は今でも忘れられません。
その子をNAOという名前にしますね。
監督もみんなもぜひNAOに同じチームに残ってほしかったのですが
お父さんが「大きくなって自分の足に限界を感じた時NAOは傷つくだけだ。」と断固として許してはくれませんでした。
父親としては当たり前の気持ちだったのかもしれません。
NAOは運動神経もとてもよくなにをやっても上手にこなしました。
そしてなにより底抜けに明るい子でした。
NAOが中学生になった時に選んだ部活は『柔道』でした。
私はNAOがスポーツを・・・
しかも格闘技を選んだことに驚きをかくしきれませんでした。
1年に1度は札幌の病院まで検査をしにいくような状態だったし
性格も優しかったので本当にびっくりしました。
私は友人に聞きました。
「大丈夫なの?」
すると友人は静かにこう答えました。
「・・・・もちろん私も最初聞いたときは言葉が出なかったよ。
だけど本人がどうしてもやりたいって言うの。
だから容易なことではないしもしかしたら3年間ずっと大会には
出られないかもしれないんだよ?・・・って聞いてみたの。
だって『どうして俺の脚はこんなんなんだ?』って思う時が
必ずあると思ったから・・・・」
うん。
「それでもどうしてもNAOは柔道がしたいからさせてほしい!って
言ったの。だから『そうだね。NAOのことだからきっと足に力が
出ない分新しい技をあみ出して相手に勝っちゃうかもね^^
お母さん応援するからがんばってみなよ!』って話したんだー。」
なんて素敵な母親なんだろうって思った。
これ以上の褒め言葉と励ましの言葉があるんだろうか??って
友人に感動した。
すごい人が私と友人でいてくれたんだ!!!!
心からそう思った。
そしてNAOは新聞配達も始めた。
体力をつけたいのと自分のお金で携帯電話が欲しかったから。
ちょうど我が家にも毎朝朝刊を配達してくれているのを知り
ちょっと早起きして窓から覗いたり郵便受けのしたにヤクルトを
置いて「NAO!がんばれよ!ヤクルト飲め!」と
メモ書きを置いておいたりした。
「ぽろさんらしい走り書きだね(爆)」と家族で大笑いしたんだって。
そんな毎日が過ぎて
今朝新聞をみて目をみはった。
NAOが大会で優勝したのだ!!!!!!
目を見開いたその次は思わず涙がこぼれた。
そしてあのときの友人の言葉が心に浮かんだ。
「そうだね^^NAOならきっと新しい技をあみ出すね^^」
こんなに嬉しいこと最近なかったような気がする。
仕事帰りにケーキを買ってプレートに「祝・優勝」と入れてもらい
ローソクは「50キロ級」だから大きな真っ赤なローソクを5本
つけてもらった。
今日は友人も一緒の練習だったから帰りにNAOにあげてねと
そのケーキを渡した。
彼女が帰るとNAOはまた明日の朝刊配達のため、もう
眠りについていたようだった。
朝仕事終わったらケーキたべるんだぞ〜^^
NAOよくやった!!!
本当におめでとうね^^